待降節第3主日
◆ウリヤの妻バト・シェバ
1 年が改まり、王たちが出陣する時期になった。ダビデは、ヨアブとその指揮下においた自分の家臣、そしてイスラエルの全軍を送り出した。彼らはアンモン人を滅ぼし、ラバを包囲した。しかしダビデ自身はエルサレムにとどまっていた。
2 ある日の夕暮れに、ダビデは午睡から起きて、王宮の屋上を散歩していた。彼は屋上から、一人の女が水を浴びているのを目に留めた。女は大層美しかった。
3 ダビデは人をやって女のことを尋ねさせた。それはエリアムの娘バト・シェバで、ヘト人ウリヤの妻だということであった。
4 ダビデは使いの者をやって彼女を召し入れ、彼女が彼のもとに来ると、床を共にした。彼女は汚れから身を清めたところであった。女は家に帰ったが、
5 子を宿したので、ダビデに使いを送り、「子を宿しました」と知らせた。
6 ダビデはヨアブに、ヘト人ウリヤを送り返すように命令を出し、ヨアブはウリヤをダビデのもとに送った。
7 ウリヤが来ると、ダビデはヨアブの安否、兵士の安否を問い、また戦況について尋ねた。
8 それからダビデはウリヤに言った。「家に帰って足を洗うがよい。」ウリヤが王宮を退出すると、王の贈り物が後に続いた。
9 しかしウリヤは王宮の入り口で主君の家臣と共に眠り、家に帰らなかった。
10 ウリヤが自分の家に帰らなかったと知らされたダビデは、ウリヤに尋ねた。「遠征から帰って来たのではないか。なぜ家に帰らないのか。」
11 ウリヤはダビデに答えた。「神の箱も、イスラエルもユダも仮小屋に宿り、わたしの主人ヨアブも主君の家臣たちも野営していますのに、わたしだけが家に帰って飲み食いしたり、妻と床を共にしたりできるでしょうか。あなたは確かに生きておられます。わたしには、そのようなことはできません。」
12 ダビデはウリヤに言った。「今日もここにとどまるがよい。明日、お前を送り出すとしよう。」ウリヤはその日と次の日、エルサレムにとどまった。
13 ダビデはウリヤを招き、食事を共にして酔わせたが、夕暮れになるとウリヤは退出し、主君の家臣たちと共に眠り、家には帰らなかった。
14 翌朝、ダビデはヨアブにあてて書状をしたため、ウリヤに託した。
15 書状には、「ウリヤを激しい戦いの最前線に出し、彼を残して退却し、戦死させよ」と書かれていた。
16 町の様子を見張っていたヨアブは、強力な戦士がいると判断した辺りにウリヤを配置した。
17 町の者たちは出撃してヨアブの軍と戦い、ダビデの家臣と兵士から戦死者が出た。ヘト人ウリヤも死んだ。
18 ヨアブはダビデにこの戦いの一部始終について報告を送り、
19 使者に命じた。「戦いの一部始終を王に報告し終えたとき、
20 もし王が怒って、『なぜそんなに町に接近して戦ったのか。城壁の上から射かけてくると分かっていたはずだ。
21 昔、エルベシェトの子アビメレクを討ち取ったのは誰だったか。あの男がテベツで死んだのは、女が城壁の上から石臼を投げつけたからではないか。なぜそんなに城壁に接近したのだ』と言われたなら、『王の僕ヘト人ウリヤも死にました』と言うがよい。」
22 使者は出発し、ダビデのもとに到着してヨアブの伝言をすべて伝えた。
23 使者はダビデに言った。「敵は我々より優勢で、野戦を挑んで来ました。我々が城門の入り口まで押し返すと、
24 射手が城壁の上から僕らに矢を射かけ、王の家臣からも死んだ者が出、王の僕ヘト人ウリヤも死にました。」
25 ダビデは使者に言った。「ヨアブにこう伝えよ。『そのことを悪かったと見なす必要はない。剣があればだれかが餌食になる。奮戦して町を滅ぼせ。』そう言って彼を励ませ。」
26 ウリヤの妻は夫ウリヤが死んだと聞くと、夫のために嘆いた。
27 喪が明けると、ダビデは人をやって彼女を王宮に引き取り、妻にした。彼女は男の子を産んだ。ダビデのしたことは主の御心に適わなかった。
◆イエス・キリストの系図
1 アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。
2 アブラハムはイサクをもうけ、イサクはヤコブを、ヤコブはユダとその兄弟たちを、
3 ユダはタマルによってペレツとゼラを、ペレツはヘツロンを、ヘツロンはアラムを、
4 アラムはアミナダブを、アミナダブはナフションを、ナフションはサルモンを、
5 サルモンはラハブによってボアズを、ボアズはルツによってオベドを、オベドはエッサイを、
6 エッサイはダビデ王をもうけた。ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ、
7 ソロモンはレハブアムを、レハブアムはアビヤを、アビヤはアサを、
8 アサはヨシャファトを、ヨシャファトはヨラムを、ヨラムはウジヤを、
9 ウジヤはヨタムを、ヨタムはアハズを、アハズはヒゼキヤを、
10 ヒゼキヤはマナセを、マナセはアモスを、アモスはヨシヤを、
11 ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた。
12 バビロンへ移住させられた後、エコンヤはシャルティエルをもうけ、シャルティエルはゼルバベルを、
13 ゼルバベルはアビウドを、アビウドはエリアキムを、エリアキムはアゾルを、
14 アゾルはサドクを、サドクはアキムを、アキムはエリウドを、
15 エリウドはエレアザルを、エレアザルはマタンを、マタンはヤコブを、
16 ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。
17 こうして、全部合わせると、アブラハムからダビデまで十四代、ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である。
① きょうの礼拝後に礼拝堂の電球をLEDに交換予定です。
熊谷哲郎さんが作業をしてくださいます。
作業に数名お手伝いが必要です(哲郎さんの補助や脚立を支えるなど)。
ご協力をいただける方は、どうぞよろしくお願いします。
② キャンドルサービスとクリスマス礼拝・祝会のご案内
今週土曜日19:30よりキャンドルサービスを予定しています。
今回は朗読劇を織り交ぜた礼拝を予定しています。
朗読劇の練習をきょうの礼拝後に行います。担当の方はよろしくお願いします。
また、次の日曜日はクリスマス礼拝とクリスマス祝会(礼拝後)です。
祝会の食事は例年通り、持ち寄りの食事会の予定です。
持ち寄りの食べ物は無理なさらなくて大丈夫です。
可能な方は、食べ物飲み物をお持ち寄りください。
キャンドルサービスとクリスマス礼拝の日は、
やくしんミートセンターの駐車場をご利用いただけます。
③ 外壁塗装のための献金へご協力お願いします。
外壁塗装のための献金にご協力いただける方は、
受付正面の壁にかけてある献金袋や予約献金の申込用紙をご利用ください。
外壁塗装の献金は目標金額(145万円)まで残りおよそ22万円です。
④ クリスマス献金にご協力お願いいたします。
牧師へのクリスマス手当、キリスト教関連団体への寄付などに用います。
受付テーブルの献金袋をご利用ください。
⑤ ミャンマー大地震救援募金終了のお知らせ
全国のナザレン教会から979,746円の献金が集められ、
ナザレン教会の国際援助機構を通じて送金されました。
ミャンマーの復興と現地のナザレン教会のために引き続きお祈りください。
・ミャンマー大地震の救援募金に
ご協力ください(受付テーブルの上にある白い箱)。
支援金はナザレン教会の国際援助機構を通じて
ミャンマーへ送金されます。
・ナザレン教会を通じて
ボランティア団体・各被災自治体などへ送金されます。
・書き損じ・出し忘れのはがきをください(アジア学院に寄付)。
・洗礼(バプテスマ)・転会をご希望の方は
牧師にお知らせください。
・小山駅・教会間の送迎(9時45分東口出発)があります。
詳しくは牧師にお尋ねください。
以上
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