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MORENO8月号より抜粋
牧師室から 2025.7.17記
6月最後の土日に、広島へ行ってきました。ナザレン神学校の2年生の頃に、神
学校からの夏の派遣で訪問して以来でしたので、10年以上ぶりでした。平和記
念資料館が2019年にリニューアルしていたので、折角の機会なので資料館を
観覧したいと思い、今回はお昼すぎに到着する新幹線で広島へ向かいました。
一度行ったことがある場所なので、今回は、駅から平和資料館までの移動方法
を事前に調べることをしませんでした。駅の改札を出て、立ち尽くしました。全く
覚えてない!それもそのはず。そういえば、神学生の時は呉教会や広島教会の
方が車を出してくださっていたため、自分の足で広島市内を歩く機会がほとん
どありませんでした。自分の足で歩いてその土地を知る大切さを改めて思わさ
れました。今年は9月に、山陽・四国地区の聖会に講師として招いていただいた
ため、呉教会へ行く予定もあります。呉市内を歩いて回るのも楽しみです。
そのようなわけで、思いがけず、広島駅で移動に手間取ってしまいました。も
ちろん、手元にはスマホがあったのですが、調べて表示されるバスの番号がど
こにも見当たらなかったため、適切なバス乗り場がわかりませんでした。周りを
見渡すと、「Visitor Advisor」と書かれた札を持っている学生を発見!適切
なバスを教えてもらって、無事に平和資料館にたどり着くことができました。こ
の文章を書いていて気づきましたが、英語で書かれた看板を持っていたので、
海外からの旅行者向けのボランティアとして立っていた学生の方々だったので
しょう。英語で話しかけられる心づもりで立っていたでしょうから、突然日本語
で話しかけて戸惑わせてしまい、申し訳なかったなぁ...。でも、ボランティアをし
てくださった方の存在にとても助けられました。
リニューアル後の平和資料館は、原子爆弾の被害にあった方々の証言が数多
く展示されていました。数字として表現されて忘れられ、風化されがちな、被害
者たちや大切な人たちを亡くして人たちの声に耳を傾ける時間でした。それは、
現代の戦争や紛争の背後にも、このような一人ひとりの尊い命や悲しみ、そして
うめき声がある現実をも突きつけてきます。だからこそ、武力による平和や正義
が横行するのではなく、武器を置いて、対話を繰り返して、平和を目指すことを
願い続けたいし、自分たちに出来ることを積み重ねていきたいと思わされます。
資料館の終盤は、原子爆弾の技術や現代世界に核兵器の危険性を伝える内容
になっていましたが、夕方に広島教会の鍵を受け取る約束を広島教会の方とし
ていたため、残念なことに時間切れになってしまいました。
私の広島旅行記はここまでにして、教会のことも。昨年7月は、東京基督教大
学の夏季伝道チームの方々が小山教会に来てくださいました。教会の様々なこ
とを手伝ってくださって助かりましたし、お一人お一人ととても良いお交わりを
持てて嬉しい時間でした。今年も是非、来ていただきたいなと思い、1月頃に受
け入れ希望を教会として出したのですが、応募教会多数のため、今年は残念な
がら来ていただけませんでした。その代わりに、今年は宣教師のD先生とそのご
家族が来てくださいました。朝の聖書の学び会では、D先生の専門である言語
学のお話をしていただきました。少数民族の言語へ聖書を翻訳する際、言語学
がどのように貢献しているのかを教えていただきました。また、礼拝では子ども
たち向けのお話も担当してくださったので、大人から子どもまで一緒にD先生の
お話に耳を傾けることができました。今回、D先生の任地の都合上、YouTube
での礼拝配信は限定的なものにさせていただきました。ご協力くださり、ありが
とうございました。今回残念ながらお話を伺う機会がなかった方も、またD先生
が帰国される際に、小山教会にお招きしたいと願っていますので、次の機会を
どうぞお楽しみになさってください。また、受け入れに際して、寝具を貸し出して
くださったみなさま、ありがとうございました。
この原稿は7月半ばに書いていますが、我が家の子どもたちは夏休みに入る
直前です。今年は梅雨前線が消えて、真夏のような暑さが続くときがありました
が、最終的には梅雨の気候に戻り、梅雨明けが平年並みの時期まで続いたお
かげで、子どもたちは、顔を真赤にして帰って来る日が少なくて良かったです。
ただ、日傘や帽子だけでは厳しい暑さの中で下校する日があったことも事実で
すから、何らかの対策を考えていかなければならないなと思わされます。学校
や自治体、日本社会に良い知恵が与えられるようにと願うばかりです。
2025年7月17日 小山教会付属館の牧師室にて
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